仁心の日傘


しずおかで生まれ、しずおかで育ち
一世紀以上にわたり歴史と実績を重ねてきた『fujitaya』は
郷土が育んだ伝統技術と熟練職人の手仕事が随所に込められた逸品を未来に残していきます。

日本人としての感性で「天気を楽しんで欲しい」
仁心は毎日の暮らしをより豊かに楽しんでいただくために
開けばわくわくと心踊るような特別な傘をお仕立てします。

郷土が育んだ伝統技術と熟練職人の手仕事が随所に込められた日傘です。

仁心 Works

ハンドメイドイン静岡

静岡には実に多彩な伝統工芸品があります。
『仁心』の傘づくりを通して、長く続く静岡の伝統産業の魅力を伝えられたら・・・という思いが芽生え
「ハンドメイドイン静岡」のものづくりが始まりました。
自然景観に恵まれ、人情味豊かな静岡の伝統技術を取り入れた逸品を、全国、そして世界に紹介していきます。

製造工程


傘づくりの工程は、細かい作業をいれると100工程以上あります。
藤田屋では、分業が多く細かい傘づくりを一貫して職人がすべて手作りしています。
ひとつひとつの丁寧な作業を積み重ねて手作りの傘が出来上がります。

伝統工芸


浜松注染そめの美しい染め色は青空によく映えます。

大正初期、遠州織物が発展して注染の浴衣地が生まれました。
生地に表裏がないので、傘を差す人からも表側と同じように色柄を楽しめる魅力的な生地です。
また、水ぼかしにより優しい風合いを表現する事ができることも特徴の一つです。
日傘に大切な涼感も感じられます。
華やかな色合いと、生地屋さんオリジナルの型から生まれる自由な楽しい柄にも惹かれます。
一反で三本しかつくれないので、大量生産品にはないオリジナリティあふれる傘に仕上がります。


傘の生地として張ると、モダンで凛とした印象に。

四季を感じる日本の色の、個性豊かな縞模様。
凹凸感のあるネップ糸やスラブ糸などをタテ糸とヨコ糸に使うことで、温かな風合いを持つ織物になります。
また、ケミカルな加工をしなくてもUVカット率約95%、遮光率 96% 以上という日傘の生地にふさわしい優れた素材です。


挽物(ひきもの)とは、轆轤(ろくろ)などを使用して刃物で木を加工した製品のことを指します。
静岡市における産業としての挽物の起源は1864 年(元治元年)とされ、その技術は古くから多くの日用品に使われ愛されてきました。
傘自体の美しさを引き立てる、滑らかで美しい曲線が魅力です。

蒔絵とは、漆を塗った製品に金や銀などの粉を蒔 ( ま ) いて絵や模様を描くものです。
静岡はもともと気候が漆塗りに適しており、駿府城や静岡浅間神社の造営のため全国から職人が集められ、静岡の職人に漆塗りの高い技術を伝えたとされます。

挽物で作られた滑らかで美しい手元に丸い玉のようなデザインをしたのは、この蒔絵をあしらうため。
宝石のような贅沢な輝きの蒔絵は仁心の日傘に欠かせません。

手によくなじみ、ご愛用いただくうちに変化する色味や木の質感をお楽しみいただけます。

仁心の日傘 ご購入について

仁心の傘にご興味をお持ちいただきありがとうございます。
一本一本手仕事の為、大量生産できませんが、心を込めて製作しております。
ご購入については以下の方法がございます。

立て上がり品】職人の手仕事 仁心の日傘
仕立て上がり済みの日傘。在庫のある商品ですので即納可能です。


【セミオーダー】職人の手仕事 仁心の日傘
生地や手元などお選び頂き製作する、セミオーダーの日傘。
製作にかかるお時間は1か月~数か月。受注状況により異なります。


【リメイク日傘】着物からつくるリメイク日傘
お客様のお手持ちのお着物をリメイクし、日傘へと生まれ変わらせます。
思い出と共に、世界に一本の特別な日傘になります。

※オーダー製作の納期は、その都度受注状況により異なります。
※いずれも手元やパーツの種類によりお値段が異なります。
※詳細については各ページの説明をご覧ください。